無意識の領域に光を当てる

思考を掴むとか掴まないとかいうことは

単に記憶するしない、ということですが

このことは

記憶とはどのようにしてなされるかを思い出すとわかるでしょう。


学生時代、試験勉強するときは、どんな風にしましたか?

単語や公式、文章など、覚えたい内容を何度も脳裏に上げたでしょう?

何度も何度も上げることで

短期記憶が長期記憶に移し替えられるって習いましたね。

また、歌なども、何度も繰り返し歌うとしっかり覚えて忘れません。


これと同じことが、ネガティブな記憶の場合にも

知らず知らずのうちに行われているのです。

勉強や歌などは、努力によって意識的に記憶されますが

辛い体験、悲しい体験、嫌な体験があったとき

それらは嫌でも繰り返し思い出されるので、無意識に定着してしまうのです。

何度も何度も思い出すことで、短期記憶は長期記憶となり

ガッツリ記憶倉庫の中に仕舞い込まれるというわけです。

これがネガティブな体験を掴んでしまった状態です。

これがトラウマとなり、次にそれに似た体験をしたときに

脳は自動的に前の体験記憶を参照して

その反応を自動的に出力するわけです。

信念観念プログラムが発動されるというわけです。


なので、ものすごく簡単に言ってしまえば

ネガティブ体験は、早いうちに忘れることが一番なわけです。

しかし、もうしっかり記憶倉庫に仕舞われてしまって

しかも蓋をして一番深いところで眠っているケースでは

ご本人もそれを覚えていなかったりします。


思考グセ、思いグセに気づいて、意識的にそれをやめることや

古い記憶を発掘して、光にさらすことは

染みついた信念観念プログラム発動を抑えるでしょう。

思考そのものが無くなる瞬間を体験することは

無意識の領域に光を当てることです。

在る、実存、純粋意識、プレゼンス、などなど

どんな名前で呼んでも、本当の自分の視点から世界を見つめることは

闇を光に変換することを意味しているのです。


そのとき、古いトラウマ体験の記憶エネルギーは

光に溶けて、放出され~つまり忘れ去られるのです。

過ぎ去った幼い頃の古い体験をいつまでも覚えているから

(これが言われるところのインナーチャイルド、AC)

とっくに大人になったのに、いつまでも苦しい辛い怖い体験をするという

それだけのことだったのです。


サイレンスレゾナンスセッション

この無思考=無我=覚醒を、呼び込むセッションです。





日々のつぶやき ~mananaのブログ2~

いつも頭の中でぐるぐると渦巻いている思考。 それが自分と、これまで思い込んでいたけれど もしその思考が無くなったら その時それだけで、あなたが観ている世界はぐるりと反転します。 思考が無くなったそこは、在る、実存、プレゼンス、などと呼ばれるそれです。 本当の自分は、在るだけで満たされ、至福です。 存在は初めから至福であり、愛そのものであり、光です。 そこには、不安や恐れのかけらも見当たりません。

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